七草粥
新年、明けましておめでとうございます。
足庵銀座店は1月6日より営業開始いたしました。
本年も、どうぞ宜しく、お願い致します。
さて、きょう1月7日は七草の日です。
じつは、七草粥の風習は、中国より伝わり、平安中期頃から始まりました。
中国では昔、官吏昇進を1月7日に決めていたそうです。そのため、その朝、薬草である若菜を食べて立身出世を願ったそうです。
また六朝時代の中国の「荊楚歳時記」に「人日」(人を殺さない日)である旧暦1月7日に、「七種菜羹」という7種類の野菜を入れた羹(あつもの、とろみのある汁物)を食べて無病を祈る習慣が記載されていて、このことから、現代においても行われている七草粥の風習は、中国の「七種菜羹」が日本で日本文化・日本の植生と習合することで生まれました。
「せり」「なずな」「ごぎょう」「はこべら」「ほとけのざ」「すずな」「すずしろ」それらを刻んで入れた粥が、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補い、疲れた内臓を休ませる働きを持つ、七草粥です。
七草には以下の効能があります。
セリ:利尿、食欲増進
ナズナ:止血・消炎・鎮痛・利尿・解熱・下痢止め
ゴギョウ:せき止め・去痰・扁桃腺炎・利尿
ハコベラ:止血、歯槽膿漏予防
ホトケノザ:健胃・食欲増進・歯痛
スズナ:整腸、美白
スズシロ:消化促進
皆様も是非、七草の新芽の持つ生命力を体に取り込み、今年1年を無病息災で過ごせるように、今日は七草粥をご家庭で食べられては、いかがでしょう?
2014/01/07足庵銀座店